柔軟性 - じゅうなんせい
柔軟性とは、あらゆる状況に合わせて自分を曲げる能力のことだが、実際には会議の責任をひた隠すためのポリシー変更マスターに過ぎない。体操選手のしなやかな背骨から、上司の前で急に意見を変える打算的な態度まで、その範囲は幅広い。しなやかさが過ぎると、風に吹かれやすい柳の枝よろしく、どこからか折れそうな不安を漂わせる。ピンチの瞬間にはいつもの“柔らかい対応”が行方不明になり、真の強靭さとはほど遠い。理想的にはバランス感覚の象徴とされるが、現実には適応と責任転嫁の境界線を曖昧にするダブルエッジソードだ。ほめられると伸びると言うが、ほめられるたびにぐにゃりと曲がりすぎて元に戻れなくなる危険性もはらむ。