グリーンインフラ - ぐりーんいんふら
グリーンインフラとは、人間が作り出したコンクリートジャングルに無理やり植樹した後、「自然と共に生きてます」と胸を張る演出用装置である。降水をため込むビオトープも、渋滞を緩和する樹木も、結局は設計図と予算の都合で脆弱化し、ただの箱庭化した水たまりに成り下がる。環境保全という大義名分の下で、責任転嫁とアピール合戦が繰り広げられる舞台装置に過ぎない。然り、緑の帯一つで未来が変わるなら、とっくに砂漠は森林に変わっているだろう。気候変動対策にも都市の美観にも効く万能薬など存在しないのに、誰もが信じこんでやまない詐欺のような信仰。それでも我々は、飛び散る土と水溜まりの中に未来を見出そうとする。