辛辞苑
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#きらめき
火花 - ひばな
火花とは、意思や感情という名の鋼をこすり合わせたときに飛び散る幻の光であり、一瞬のきらめきとともに期待も不安も同時に燃え上がらせる。熱を孕んで燃え上がるかと思いきや、すぐに冷めて煙に消え去る、儚さと残酷さを両立させた微小な劇場。その輝きを追い求める人間の業が如実に映し出される鏡であり、まさしく己の浅はかな野心を照らす懐中電灯。たとえば初対面で交わる会釈さえ、世界のすべてが変わったかのように感じさせるほどの期待を孕むこともあるが、実際には翌日には忘れられているのが常だ。