辛辞苑
ホーム
タグ
カテゴリー
このページについて
ja
#グローバル
インターナショナリズム - いんたーなしょなりずむ
インターナショナリズムとは、地球の壁を打ち壊すと豪語しつつ、地元の税制には文句を言うための美辞麗句である。国境という概念を否定しながら、発言の舞台は常に自国の政治アリーナに限定されているのが特徴だ。多国間協調を讃える一方で、自社製品の輸出優遇には熱心な二面性を持つ。すなわち、自分自身の利益をグローバルに見せるためのグローバル行為である。理想と現実のギャップを滑稽に炙り出す、国際的な口実の総称でもある。
オフショアリング - おふしょありんぐ
オフショアリングとは、企業が海を越えて人件費と責任を丸投げするビジネスの儀式である。遠く離れた労働力を怪しいバンドルにまとめ、コスト削減という美名のもとに圧搾を加える。現地の事情や品質など二の次に、数字だけが神聖視される。その結果、国内の労働者は虚無感に苛まれ、経営層はリスクを透明に隠蔽しつつ安堵する。まさにコストとモラルのパラドックスを体現するトリックである。
ローカライズ - ろーからいず
ローカライズとは、世界中の言語と文化の綱渡りを行いながら、企業の売上重視という名の神輿を担ぐ行為である。たとえ無意味なダジャレを文字通り直訳して笑いを殺しても、お構いなしに市場へ送り出される。文化的繊細さは棚上げされるか、コスト削減の名の下に見捨てられるのが常である。よって、真の顧客理解はいつも二番手に甘んじる宿命を背負う。
ディアスポラ - でぃあすぽら
ディアスポラとは、国家が余剰人口を世界各地に撒き散らす、高尚さを装った社交的バラマキ装置である。離れ離れにされた人々は帰還の希望という名の怪物に追い立てられながら、自己同一性の綱渡りを強いられる。国際社会では便利なトレンドワードとなり、自称リベラルは博愛を掲げては共感を募る。その実態は、見えない境界と複雑な書類の迷宮の中で、永遠に漂う人間の集合体である。
貿易赤字 - ぼうえきあかじ
貿易赤字とは、自国の財布から他国のレジへと無数の札束が渡る栄誉ある儀式である。国内産業の健全な競争力を疑うことなく、外国製品への愛をひたすら示す証である。数字が大きいほどグローバル化への献身を誇示でき、経済ニュースではまるで国家的チャリティ活動のように報じられる。だが実態は、安価な輸入品に踊らされ、結局は他人のポケットにお給与を投入し続ける自虐的な財布破壊イベントである。