辛辞苑
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#サラリー
給与 - きゅうよ
給与とは、働くという名の見世物に対する入場料であり、月末になると幻想のように口座に舞い降りる数字の雨。多くの人がその額を神格化し、足りなければ魔法でもないかと嘆き、余れば懐の温もりを確認する。労働の対価という線形の理論と、現実の生活費という螺旋状の迷路の狭間で、最も注目される結果だけが尊重される。即ち、苦労の陰は見えず、結果だけが通用する薄情な市場の通貨。
昇給 - しょうきゅう
昇給とは、手間暇かけて評価を待ち望んだ結果、社内政治の気まぐれに委ねられる儀式のこと。ほんのわずかな差額を見せつけられ、安堵と侮蔑が交差する心境を味わう貴重な機会とも言える。労働の対価というより、上司の機嫌料と考えたほうが腑に落ちる。期待が高すぎると落胆も大きく、やや諦観を帯びた社会的通過儀礼でもある。