辛辞苑
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#パニック
モラルパニック - もらるぱにっく
モラルパニックとは、善良な市民が世の中のモラルを守るという大義名分のもと、自らの恐怖心を誇示しあう社交の儀式である。誰かが異端を非難すれば、その声は拡声器となりやがて無関係な第三者をも巻き込む疫病となる。こうした集団的恐怖は一種の娯楽であり、「ニュース」という名のサーカスで演目として取り上げられる。最終的に残るのは、正義を求めたはずの人々の自己満足と、忘れ去られた問題の山だけだ。
取り付け騒ぎ - とりつけさわぎ
取り付け騒ぎとは、預金という幻想的な安心に群衆が駆り立てられ、理性を忘れて銀行窓口に押し寄せる群衆心理劇である。根拠なき不安が預金保護の誓いを嘲笑い、短期的な生存本能が長期的な信用関係を土足で踏みつける。金融機関はその様子を冷静に観察しつつも、目の前の混乱を予測不能な興行と化して楽しむ。歴史的には、最も平穏な朝も、一通の噂で終焉を迎える不安定なカタルシスの象徴として語り継がれてきた。