フェアトレード - ふぇあとれーど
フェアトレードとは、途上国の生産者に少し多めの小銭を渡し、世界を救った気分に浸る儀式である。おしゃれなカフェで飲む一杯のコーヒーは、消費者の罪悪感を軽減する魔法のドリンクだ。商標登録された“正義”を買うことで、実際の格差には目をつむる自由を手に入れる。買い手は高い代金を支払い、一方で誰かの生活は相変わらず“公正”からは程遠い。サステナビリティの名の下に行われる自己満足の祭典と言っても過言ではない。変革の契機を自称しながら、実際には大企業のマーケティングキャンペーンのお飾りとなることが多い。