辛辞苑
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#入門
イニシエーション - いにしえいしょん
イニシエーションとは、新たな世界への入り口を美辞麗句で飾りつつ、実態は支配と服従の序章に過ぎない儀礼である。集団の〈許可証〉を授かるため、個は無理やり古色蒼然たる通過儀礼に巻き込まれる。形式としての尊厳を語りながら、いつの間にか主催者の意向に従う仕組みが完成している。心の成長を謳い文句にしながら、結局はその場の空気と権威に飲み込まれてしまうのが定めだ。
チュートリアル - ちゅーとりある
チュートリアルとは、初心者を救う顔をした儀式でありながら、実際にはさらなる迷宮への案内図。作成者の無限の親切心と読者の無尽蔵の無知という二つの悲劇が同時に進行する。順序立てられた一連の手順は、一歩ずつ初心者をライオンの檻に導く。完了後には達成感と同時に、次のレベルへ立ち向かうための新たな無力感が肩を叩く。結局、チュートリアルは学びの始まりを謳いながら、学び続ける終わりなきループを生む触媒なのだ。
入門儀礼 - にゅうもんぎれい
入門儀礼とは、新しい世界へ足を踏み入れる者に対して行われる、奇妙な試練と歓迎の混合物である。参加者は正式な仲間と認められるために、意味不明なジェスチャーや呪文の暗唱といった、一連の必要不明な行動を強いられる。通過すれば名誉と一体感が得られるが、失敗すれば永遠の疎外感という名の記念品を手に入れる。古今東西、権力者はこの儀式を用いて、都合のいい忠誠心と無批判な仲間意識を養成してきた。真理とは常に反復される儀式の中にあり、その虚飾は参加者自身の渇望を映す鏡である。