辛辞苑
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#公共事業
インフラ - いんふら
インフラとは、社会と企業が「無いと困る」と口を揃える縁の下の力持ち。壊れなければ無視され、壊れればあらゆる責任がインフラに押し付けられるブラックホール。時には予算と工期という呪縛のもと、完成の瞬間に役割を終える一時的な英雄。企業のWebサイトが落ちれば責任を取るのは担当者ではなく、無言の配管と電線だけである。
インフラ - いんふら
インフラとは、安心と成長を約束すると称しながら、完成した途端に政治的成果と税金の踏み絵へと変貌する社会資本の装置である。危機が訪れればその重要性が誇張され、平時には予算削減の格好のターゲットとなる。道路や水道管の一つひび割れすら、絶好のアピール材料に変わる演出の妙。整備という名の名目があれば、説明責任の放棄と利権の交歓は百花繚乱。いつしか新設された橋は忘れ去られ、陰で静かに崩壊へと歩み続ける影の支配者となる。
河川再生 - かせんさいせい
河川再生とは、無秩序にコンクリートを貼り付けた川に自然の衣を纏わせ、罪悪感という名の予算を還流させる公共事業の一種である。市民には清流の幻想を提供し、行政には新たな雇用と補助金の蠢き場をもたらす。折れ曲がった河床は、書類上まっすぐに戻されるが、水は相変わらず文句を垂れ流す。計画が壮大であるほど、現場の泥と会議の紙は山積みとなる。結局、再生されるのは河川よりも人の期待と無限に続く工事袋小路である。
公共事業 - こうきょうじぎょう
公共事業とは、税金を投入して道路や施設を造り、その成果は選挙と利権に結びつく神聖な儀式である。市民には「暮らし向上」の名目で宣伝されるが、実際には政治家とゼネコンの会食代を支える運動会と言って差し支えない。完成すれば「役立つ」とほめそやされ、遅延すれば「透明性」と「効率性」のレベルを超えたパフォーマンスを見せつける。公共の利益というお題目のもと、最も安全な選択肢は発注側の面子を優先することである。
通行料 - つうこうりょう
道路を通行するたびに財布から血を吸い取る、小規模吸血公的機関。通行料は公共サービスの美名の下に隠れた、小さな税の化身である。使い道は謎に包まれ、しかし無慈悲に徴収され続ける。橋を渡るたびに私たちは、自らの自由を買い戻すための料金を支払わされている。