辛辞苑
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#医療
腱 - けん
腱とは骨と筋肉の間で無限の労働を強いられる繊維の束。引っ張られ、引き伸ばされ、痛みの限界に達すると悲鳴も上げる。日常の激しい動作にはほとんど感謝されず、異変が起きれば真っ先に切り札(湿布とアイシング)の出番となる。何の気兼ねもなく酷使され、メンテナンスの欠落が招く腱鞘炎という永遠の悲劇を演出する、身体の裏方である。
鍼治療 - しんちりょう
鍼治療とは、か細き金属の針を身体のツボとされる謎多きポイントに刺すという名目の自己暗示儀式。痛みという見えざる敵を回避するために、痛みという別の手段を選びつつ、自ら癒やされるという矛盾を楽しむ。気の流れを調整すると称しながら、細やかな調整は施術者のさじ加減次第。伝統と科学の狭間を揺れ動き、信じる者には安堵を、疑う者には疑念をもたらす古典的セルフケア。
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