辛辞苑
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ja
#口
舌 - した
舌とは、味覚という名の嘘つきが寄り集まった小宇宙である。甘み、酸味、塩味、苦味、旨味を騙まし合いながら、身を焦がす調和を織り成す。語ることも沈黙することも自在に操り、人間の内側に潜む真実と偽りを映し出す鏡の如し。時に、言葉を滑らせて誤解と陰謀を生む嫌われ者。それでも、人はその口車に踊らされる宿命を背負っている。