辛辞苑
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#君主制
君主制 - くんしゅせい
君主制とは、一人の気まぐれが万人の運命を決定し、かつ正当化される社会制度である。民の声より王の機嫌が優先され、抗議の声は宮殿の壁に吸い込まれる。幾度の革命を経てもなお、血統という名の履歴書が最強の資格となる。国家の秩序と個人の自由とは天秤ではなく、王の裁量の上に成り立つ紙細工に過ぎない。
立憲君主制 - りっけんくんしゅせい
立憲君主制とは、王冠の光で民主主義の姿勢を演出しつつ、実権は議会と内閣が握る政体である。独裁と共和を避けるために生まれた穏健派の交易品かもしれない。国王は国家の象徴として声高に演説し、議会はその背後で予算を好きに操る。黄昏の王が憲法というマスクを被り、市民はその芝居に拍手を送る。歴史の舞台で繰り返される虚飾と権力分立のパフォーマンスだ。