労災補償 - ろうさいほしょう
労災補償とは、会社の不手際で傷ついた労働者に対し、責任を棚上げしたまま膨大な書類で嫌がらせをする社会的アトラクションである。制度を利用すれば一見救済を謳うが、実際には手続きの迷宮を彷徨うだけの精神的登山を楽しむ羽目になる。支払われるか否かは神のみぞ知る賭けであり、審査が終わる頃には当人の仕事への熱意も燃え尽きる。申し立てなければ存在せず、申し立てればやたら目立つ、実に都合のよい存在証明装置である。申請書に記入するたびに、権利とは痛みと引き換えに手に入れるものだという古典的真理を思い出させてくれる。