辛辞苑
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#宗教思想
否定神学 - ひていしんがく
否定神学とは、神聖なる存在を捉えようとするならばまずその痕跡を全て消し去らねばならないと主張する思考実験である。神を説明しようとすればするほど、その輪郭は霧散し、ただ沈黙が残る。人間の言葉は神の不在を証明するための豪華な舞台装置に過ぎないのだから、その逆説はお見事というほかない。神を称賛する代わりに、何も言わないことで最高の尊敬を示すとは、まさに言葉遊びの極致である。議論の末に残るのは、空白のページと満足げな神秘主義者たちの笑みだけである。