辛辞苑
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#宗派
教派 - きょうは
教派とは、同じ信念を掲げながら小さな違いで互いを非難し続ける宗教界の小競り合いクラブである。信者は天上の安寧を求めると言いつつ、実際には自らの正統性を保証する自己愛の温床を耕している。教義の枝葉をめぐる論争は、あたかも哲学的演舞を装った権力闘争の幕開け。内部の聖戦は外部の無信者を忘れさせる絶好の娯楽であり、分派間の抗争こそが信仰の存在証明であるかのように人々を魅了する。
宗教会議 - しゅうきょうかいぎ
宗教会議とは、信仰の理想を語り合うと称しながら実際には権力闘争の場と化す儀式。参加者は神聖な言葉を振りかざしつつ、ひそかに自己の宗派利益を追求する。最終的に導き出されるのは一致した結論などではなく、膨大な声明文とさらなる論争の種のみである。
宗派主義 - しゅうはしゅぎ
宗派主義とは、自らの教義の正当性を守るために他派を悪魔化し、信徒同士を仲間はずれにする高度な娯楽である。あるいは、飽くなき安心感の追求がもたらす不可避の自己矛盾と言ってもいいだろう。最も崇高な精神性を自負しつつ、結局は境界線を引きたがる人間の本能を体現する。批判されると「正義のため」と叫び、自らが作った溝に落ちるのを忘れる。細分化された教派の数だけ、新たな排他性と安心感の組み合わせが生まれ続ける。