ナイトスタンド - ないとすたんど
ナイトスタンドとは、ベッド脇に鎮座しながら利用者のあらゆる小物を鞄のように抱え込む家具である。昼間は埃を被って存在を忘れられ、夜になるとスマートフォン、メガネ、コップなどの無秩序な寄せ集めを受け止める場と化す。時折引き出しをガサゴソと開け閉めされることで、まるで所有者の生活リズムを監視するかのような神秘的権威を放つ。人々は眠る前に最後の足掻きをナイトスタンド上で繰り広げ、翌朝そこから何かが消えていることに慄く。実は、一切の動作は人間の無秩序な行動を映し出す鏡に過ぎない。