バルコニー席 - ばるこにーせき
バルコニー席とは、会場の最上層で舞台やステージを見下ろすことを許された特等席。実際には遠くて小さくしか見えないが、その分高尚な趣味を装うファッションアイテムとして機能する。観客同士の頭越し競争を避けるという名目のもと、入場料だけは最前列以上に高く設定されがち。望むのは視認性ではなく、あくまで“観客以上、参加者未満”のレイヤーであることの証明。そして終演後は、拍手の渦から取り残された孤独な小島に過ぎない。使用例: 彼女はステージまで遠いにもかかわらず、バルコニー席で知的な自分を演出した。