辛辞苑
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#感染症
COVID-19 - こびっどないんてぃーん
COVID-19とは、全世界を巻き込む大掛かりな社会実験。家から出るたびに他人を不審者扱いする権利を人々に授け、同時にマスクと消毒液をほぼ宗教儀式のように神格化する疫病の総称。流行すればするほど誰もが専門家気取りになり、数字と統計を相手に論争する愚かさを思い出させてくれる。ワクチンという希望の光が差し込みつつも、変異株という名の迷路に人々を誘い込む永遠のくぐつ師。社会距離を保つほどに心の距離を縮めるという逆説的な友情育成ツールでもある。
エボラ出血熱 - えばらしゅっけつねつ
エボラ出血熱とは、人類が無邪気に招いた血液の悲劇を演出するウイルスという名の大道芸人。致死率の高さがショーの見どころであり、そのまま保健機関の夜な夜な心労に華を添える。ウイルスの乗客は血管の壁を粉々にし、観客たる我々はニュース速報の度にパニックという名のスタンディングオベーションを送る。最終的に誰もハッピーにならないグランドフィナーレを飾る、真のブラックユーモア作家である。
おたふく風邪 - おたふくかぜ
おたふく風邪とは、腺がふくらむ姿で初めて真価を発揮する自己主張の強いウイルスの愛称。子どもたちを襲い、腫れぼったいほおで写真撮影の楽しみを奪い取る一方、大人になれば無関心を装って黙って去る。予防接種という名の盾を持たない者には、腫れと痛みという不可抗力のリアリティショーを提供し、全員を一瞬の主役に仕立て上げる。忘れた頃に忍び寄り、耳の下から念入りに存在を主張する、どんなメガネよりも目立つ敵。
ジカ熱 - じかねつ
ジカ熱とは、蚊が運ぶシンプルな歓迎パーティーを急に開催し、その後遺症に心身を苛む熱狂的な祝賀行事。高揚感の後には、思わぬ関節痛と精神のもやもやという名のギフトが残る。予防策を叫ぶほど、それが人々の安心を巧みに操るマジックであることを思い出させる。医療ニュースが終わった直後、誰もがリゾートの蚊取り線香に過剰投資を始める矛盾の象徴である。
デング熱 - でんぐねつ
デング熱とは、南国の蚊が恭しく届ける高熱と激痛のセットギフトである。骨まで響く痛みは、人間の健康への過信をやさしく砕く思いやりの証。適切な対策を怠ると、生存本能すら甘やかす究極の試練に変貌する。医学の進歩も虚しく、未だに恐怖の診断と悪夢のような夜をもたらす進化系ジョークのような存在だ。ワクチンがないゆえに、人間の自己管理能力を思い知らせる最高のセルフケア・リマインダーでもある。
はしか - はしか
はしかとは、人類が自然の皮肉を学ぶために用意された、無差別級の免疫テスト場である。赤い斑点と高熱という祝福のおかげで、他人の同情心を測る絶好の機会を提供する。発症すれば社会的にも家庭内でも優先的に世話されるという、究極の扱われ上手。しかし予防接種という名の唯一の克服方法が用意され、希望と諦めの狭間を彷徨わせる。抗体の獲得は勝利の証だが、その代償として痛みと痒み、そして皮肉を刻み込む。
パンデミック - ぱんでみっく
パンデミックとは、一部の勇気あるウイルスや細菌が国境という無用な障壁を軽々と飛び越え、世界中に過剰な手洗いと買い占めの熱狂をもたらす社会的現象である。政府は記者会見で「危険」を連呼し、マスコミは不安を煽りつつ視聴率という名のワクチンを打ち込む。マスクは新たなファッションアイテムとなり、隣人のくしゃみは軍事行動のように分析される。最終的に感染よりも恐怖が世界を蝕むのである。
ポリオ - ぽりお
ポリオとは、ウイルスという名の小さな破壊者が神経に潜入し、人間の自由を一瞬で奪う陰湿な演出。予防接種という魔法の儀式が広く行われるまで、子どもの足はしばしばその犠牲となり、社会は恐怖という名の教訓を学んだ。現代ではワクチンに追い詰められた影の住人となりつつあるが、完全に消え去ったわけではない。
マラリア - まらりあ
マラリアとは、旅人を熱と悪寒のダンスに誘う、蚊の手紙である。筆者の気まぐれで熱帯のホストを選別し、発熱と倦怠をお土産として提供する。根拠ある予防策を無視して甘い油断を誘い、最後に訪れる高熱と貧血という名の真実を見せつける。生存という欲求と、痛みという現実を残酷に仲介する自然界のブラックジョークだ。
ライム病 - らいむびょう
ライム病とは、皮膚の紅斑とともに人をじわりと蝕む、自然界が贈るサプライズギフトである。症状が進行すると関節から神経に至るまで多彩な悲鳴を上げ、人間の免疫システムは酸いものも辛いものもしばらく味わえない。診断はまるで迷路めぐりのクイズのようで、検査結果はしばしば「また消去法ですか?」と呆れ返らせる。治療は長期戦のマラソンのごとく、抗生物質という拳でしつこく叩き込みながらも完走は約束されない。
感染 - かんせん
感染とは、他人の体内に押し入る無差別な寄生者であり、瞬く間にあなたの平穏を乗っ取る。社会的には恐怖と注意喚起を同時に生み出すスイッチとして機能し、その名を冠した数値が上がるほどメディアの興味を刺激する。病院の廊下では看護師が手洗いを踊り、ニュースキャスターは数字を拡大鏡で覗き込む。最終的には『予防』という名のパフォーマンスとなり、一時の注目が去ると忘却の彼方へと消え去る。
狂犬病 - きょうけんびょう
狂犬病とは、人間の理性を咥えたまま逃げるウイルス界の暴君である。感情と恐怖を餌に、古今東西の伝承と幻想を飼い馴らしてきた。予防接種を拒む者もいれば、ワクチンに最期の願いを託す者もいる。真の恐怖とは、科学の囁きよりも民衆の迷信にこそ宿るのかもしれない。
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