辛辞苑
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#手仕事
バスケット細工 - ばすけっとざいく
バスケット細工とは、自然素材を無秩序に編み上げ、実用性と装飾性の矛盾を鈍く笑う古来の技芸である。編み手は指先を傷つけながら、終わりの見えないループを延々と続ける。完成した器は使い道を忘れられ、埃をかぶるまで魂の負債として放置される。現代ではエコバッグの体裁を借りて偽善的エコロジーを演出する、創造性と罪悪感の共演装置である。
陶芸 - とうげい
陶芸とは、無垢の土を相手に握力と忍耐を試される趣味のこと。火と窯という名の過酷なフィードバックループを経て、たった一度のひび割れに人生を見失う。美しい器と称される裏で、実は数え切れないほどの失敗作が土に還っていく。『独創』を謳うものほど、実際には先人の技術をひたすらコピーしている悲哀。土をこねる手は繊細さを求めつつ、割れれば簡単に手元の自尊心も粉々になる芸術行為である。