辛辞苑
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#教会建築
身廊 - しんろう
身廊とは教会内部を貫く長大な通路でありながら、信仰の熱量を試す拷問器具にも似た存在。長い廊下を歩くたび、礼拝者は神聖なる行進かただの観光ルートか、その境界を彷徨う。装飾の美しさは、祈りよりも記念撮影欲に向けられることを、身廊は静かに嘆いている。歩けば歩くほど伝統という重みを背負わされる、信仰建築界のランニングマシンである。
翼廊 - よくろう
翼廊とは教会の身廊から十字に伸びる左右の通路。神聖さを演出するとされながら、実際は観光客の迷子製造器。荘厳な雰囲気を醸しつつ、祈りの場よりも散歩の広場として機能する奇妙な空間。建築史家には信仰の象徴とされるが、その秘密は石壁の陰に隠れた無口な廊下にある。