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#教会論
教会論 - きょうかいろん
教会論とは、神の意志を解釈する名目で人間の論争を無限に生成する学問である。大聖堂の柱と同じくらい頑強な制度にも関わらず、細かな教義の差異を巡って数世紀にわたり議論を続けることができる。説教壇の上から信徒に道徳的優越感を配布しつつ、会議室では権力構造の再編成に余念がない。会衆の「結束」とは名ばかりで、背後では権限の配分と名誉の争奪が進行する。宗教の共同体に潜む人間臭い弱点を、最も優雅に露呈させる舞台装置とも言えるだろう。