辛辞苑
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#料金
チケット - ちけっと
チケットとは、希望と失望を同時に載せて流通する紙切れの一種。数百円から数万円の価値が付与され、所有者にイベントへの入場許可を与えるという錬金術を可能にする。しかしその本質は、無数の人々の欲望を事前に測量し管理するためのダミー。入手できた瞬間には喜びを感じさせ、失敗すれば己の不甲斐なさを痛感させる、心理的拷問装置の役割を果たす。言うまでもなく、チケットは単なる紙ではなく、人心操作のための契約書である。
道路料金 - どうろりょうきん
道路料金とは、自動車を通過させるたびに市民から小銭をむしり取る公共収奪装置である。渋滞緩和と道路保全の名目で自発的な負担を強いる一方、実態は財政難を補うための便利な資金調達手段にすぎない。使用量に応じて払わせるという平等の神話を振りかざしながら、裏では位置情報を収集する監視システムの一端を担う。ドライバーは財布の紐を締めつつ、時には迂回路を求めてエコロジーの仮面を被り、時にはただ損をしたと嘆く被害者となる。
有料道路 - ゆうりょうどうろ
有料道路とは、無料で利用できるはずの移動に対し無言の圧力をかける細長い資本主義の象徴である。車両は料金所という名の試練を越えなければ先に進めず、支払いの瞬間だけ公共性は路傍の幻影となる。まるで恋人とのデート代を割り勘にするように、「公平」であることを口実に財布の中身をさらけ出させる。道路は便宜を与える振りをしながら、実は最大の不便を内包している。快適さを求めて高速に突入した先には、必ず気まずい「支払い」の現実が待ち受けている。