辛辞苑
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#東洋医学
気功 - きこう
気功とは、見えざる気という名の魔法の粉を呼吸とゆっくりとした動きでかき集めようとする心身訓練。効果は不明、継続は義務、自己暗示は主役である。祈るようにポーズをとり、いつしか自らの疑念が最大の抵抗となる。健康を追い求める者は、気功の名のもとに新たな不安と期待を抱える。
経絡 - けいらく
経絡とは、人体を流れるとされる見えざるエネルギー高速道路である。実在を証明する手段は手先の感覚と信じる心のみで、科学的検証は毎度すり抜ける魔法のごとし。鍼灸師はこの見えぬ地図を使い、痛みと人生の迷いを同時に治療すると豪語する。患者は針を刺される痛さよりも、気のバランスという概念の矛盾に驚嘆する。終いには、気が乱れたと自らを責め、自分のストレスを経絡のせいにするのが定番だ。
指圧療法 - しあつりょうほう
指圧療法とは、体を人間ハンマーに見立て、ツボという暗号を押し開ける東洋医学のオルタナティブ演劇である。施術者は掌という名の道具で、痛みを和らげるつもりが痣を量産しつつ、自己治癒力という名の履歴書にスタンプを押す。受け手は「効いている気がする」というプラセボ大義に身を委ね、日常という名の緊張を一瞬だけ忘れる。科学が未だ測定しきれない指圧の真理は、絶妙な痛みと快感の境界線にひっそり宿る。