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#油彩
アラププリマ - あらぷりま
アラププリマとは、一度の筆致で作品を完成させるという大義名分のもと、乾燥時間との死闘を強いられる突貫工事のような技法である。色彩がまだ湿っているうちに美徳を主張し、失敗は“味わい”にすり替える巧みな言い訳を要求する。後戻りできない恐怖と、乾くまでの束の間の自由を同時に味わうのが醍醐味だ。湿潤の瞬間を祝福しつつ、翌朝には後悔の固まりが思い出となる。それでも画家はその痕跡を“即興”と呼び続ける。