辛辞苑
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#海産物
シーフード - しーふーど
シーフードとは、人類が海の恵みと称してテーブルに並べる、寄生生物への一方的な招待状である。見た目は瑞々しく健康的だが、その裏にはアレルギーという名の反乱と、環境破壊の静かな祝宴が潜む。味覚の満足を謳歌しながら、一口ごとに我々は食物連鎖の頂点であることを再確認する。カリカリのエビやぷりっとしたホタテで、自身の優越感を海水と共に味わう行為。シーフードとは、自己管理と破壊衝動の共演である。
魚 - さかな
魚とは、泳ぐための完璧な流線型ボディを持ちながら、最終的には誰かの食卓に鎮座する運命を背負った水中の旅人である。見た目の優美さに反して、冷凍庫という名の現実に凍りつき、開封時にはたんぱく質としての自己犠牲を遂行する。刺身にされれば、最後のプライドをひしめく旨味として提供し、揚げられれば、油の衣に身を包んで一瞬の栄光を掴む。そんな魚は、食べる者の健康と罪悪感を同時に満たす、野菜とは決して交わらない立ち位置の住人だ。