ソープディスペンサー - そーぷでぃすぺんさー
ソープディスペンサーとは、手を清潔に保つという祈りをかなえるかのように振る舞いながら、実際には定期的な液体補充という手間という名の儀式を要求する清潔の司祭である。見た目のスタイリッシュさに騙され、残量確認不能というブラックボックスぶりに嘆くまで、その真価に気づくことはない。ユーザーを“押すだけ”と洗脳しながら、適量を測れない不器用さで皮肉にも人間の注意力を試す。詰め替えボトルとのダンスを踊るうちに、清潔という概念の重さと便利さの密かな相克を思い知らされる。