藻類バイオリアクター - そうるいばいおりあくたー
藻類バイオリアクターとは、淡水や海水の小さなタンクに浮かぶ藻たちを地球救済の名のもとに共同体に担ぎ上げる装置である。その内部では藻類が光合成に励み、二酸化炭素を吸収してバイオマスを育むという一見崇高な使命を果たしている。しかし実態は、技術者の期待と藻の気まぐれな成長率のギャップを埋める、終わりなきモニタリング戦争の戦場でしかない。効率と採算性を追求するたびに、藻たちは機嫌を損ねて予測不能な振る舞いを見せ、計画書を灰にする。持続可能性の象徴として崇められつつ、メンテナンス日にはエンジニアの頭痛薬が欠かせないのは秘密である。