辛辞苑
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#生命徴候
呼吸数 - こきゅうすう
呼吸数とは、人間が生きている証として肺の往復運動を数える無慈悲な監視装置である。増えれば不安とストレスを映す鏡となり、減れば死へのカウントダウンを開始する残酷な秒読み機だ。医療現場では数値ひとつで運命が左右され、患者の安眠すら数に支配される。過呼吸を起こせば周囲は大慌て、無呼吸に陥れば誰もが慌てふためく。知らぬ間に、我々は呼吸数という名の小さな独裁者のもとに生きているのだ。