生物多様性モニタリング - せいぶつたようせいもにたりんぐ
生物多様性モニタリングとは、地球に住むあらゆる小さな命の一覧表を作りつつ、忙しい人々が数値で安心した気分に浸るための科学的儀式。山奥で雨をしのぎながら虫や鳥の数を数える学者たちを、最新テクノロジーとか言ってドローンとAIに丸投げする偉大な口実。数百種の未知の生き物を写真に収めるたび、森林破壊の罪悪感を一瞬だけ軽減する魔法の道具でもある。調査結果はレポートにまとめられ、会議室で熱心に眺められた後、緑の未来に向けた具体的行動よりも次の調査計画の予算獲得に消えていくのが常。その意味で、自然を守る盾であると同時に、研究者の出世の階段でもある。