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#生薬
薬草学 - やくそうがく
薬草学とは、ただの葉っぱに秘められた奇跡の力を語りつつ、実際には効能不明のチンキを売りつける古代の錬金術である。万能の夢を謳い上げながら、科学の厳しい目にはしばしば煙に巻かれて退場を余儀なくされる。癒しの聖杯を求める者には甘美な言葉を囁き、効果を疑う者には全てが魂の問題だと片づける。結局はお茶として煎じられ、風味とプラセボだけを残す虚飾の学問。薬効を唱える祈祷師と、葉っぱ好きの詐欺師が裏表をなす、自然の皮肉の産物である。