辛辞苑
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#看護
介護 - かいご
介護とは、人生という劇の縁の下で観客を演じ続ける者への無償の労働と称される奇妙な職務。愛と忍耐の名のもとに、夜泣きと排泄と疼痛という無慈悲な三銃士に付き合わされる。介護される者の幸福度は高まっても、介護する側の睡眠度は減少し続ける。感謝される瞬間より、言い訳と責任転嫁の瞬間の方が記憶に残る。結局、慈悲の心は保護具のように装着するしかない、常に感情耐久試験に晒される芸術である。
看護師 - かんごし
看護師とは、患者の痛みと寝不足を同時に管理する夜の守護者。点滴の滴る音に耳を澄ませ、電子カルテとにらめっこしながら生死の境を泳ぐ。24時間戦い続け、感謝の言葉はおろか休憩室の椅子さえ奪われる。命を預かる重圧を背負いながら、笑顔という名の仮面を外さないプロフェッショナル。ヒーローでも聖職者でもなく、ただ次回の配薬を心配する人間だ。
看病 - かんびょう
看病とは 病人の苦悶を監視しながら 自らの疲労を増殖させる行為である 患者の呻吟は同時に看病者の忍耐力を計測するエコーとなる かけがえのない献身と称されるが しばしば暗黙の負債を伴う 社会的徳の象徴と こっそり恐れられる苦行との二面性を併せ持つ