辛辞苑
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#米
ご飯 - ごはん
ご飯とは、炊飯器という名の鍋で、淡い香りをまといながら黙って食卓に座る無口な灰色の粒々である。人々はその存在を当たり前と思い、飽きることなく口に運び、飢えと満足の間を揺れ動く己の欲望を静かに見つめる。主食としての地位は揺るがず、かつての英雄のように日々の食事を救い続ける。手軽さと安定感は神格化され、時には冷蔵庫の奥で忘れ去られる哀れな運命を担う。白く輝く彼らの背後には、無数の労働と環境の犠牲が潜んでいる。