辛辞苑
ホーム
タグ
カテゴリー
このページについて
ja
#紙
パピルス - ぱぴるす
パピルスとは紀元前から現代まで、人類の思考と妄想を無慈悲に記録し続ける薄い植物製の板紙。神聖視されながらも湿気と虫には無慈悲に敗北し、いつしか図書館の地下で静かに朽ち果てる。聖職者が永遠を願って書き残した言葉は、誤字脱字や書き換えの証拠とともに永遠に残り続ける。文明の栄華を映す鏡であると同時に、その崩壊を最も忠実に映し出す、何とも気まぐれな記憶媒体である。人類が滅び去るとき、最後に嘲笑うのはこの薄紙かもしれない。