統合意識 - とうごういしき
統合意識とは、個々の雑多な思考を一つに溶かし込むという壮大な約束を掲げつつ、実際には会議時間を延長し、会議疲れと責任の曖昧化に寄与する概念である。スピリチュアルな香りを漂わせながら、集団的同調圧力の化粧を施す万能薬として利用される。実践者は己の分断感を克服したと自称するが、しばしば内なる混乱をごまかすための社交辞令に過ぎない。理想は宇宙の調和だと言うが、やっていることは場の空気を読みすぎた全体主義の簡易版でしかない。最終的には「みんなで一つになろう」という合言葉に便乗した怠惰と責任放棄の温床となる。