辛辞苑
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#絵画
点描 - てんびょう
点描とは、無数の小さな点を並べることで、その労力を鑑賞者にすべて押し付ける画法。肉眼では捉えきれないディテールの集積が、最後には「やっぱりただの点の集合?」という疑念を抱かせる。かつては印象派の英雄たちが美の探求と称して生み出したが、今ではSNSのいいね稼ぎにも使われるモダンな拷問具。社畜芸術家が生産性に反して点を打ち続ける様は、まるで意味を見失った会議の議事録のよう。観る者は細部を探し、疲弊し、全体像を見失うという至高のエンターテインメントを堪能する。
風俗画 - ふうぞくが
風俗画とは、市井の暮らしや人々の日常を切り取る絵画の一種。しかし、そこに映るのは平凡という仮面を被った退屈と欲望の共演でもある。作家は現実を描くふりをしつつ、観る者を慰めると同時に虚飾の檻へ誘う誘惑者だ。労働市場や市場の片隅に並ぶ商品の山は、いつしか社会構造への痛烈な風刺へと変貌する。それを高尚と呼ぶのは、その裏に隠れた自己満足を見落としている証拠だ。
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