辛辞苑
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#耕作
保全耕起 - ほぜんこうき
土を掘り返す手間を最小限に抑えたという大義名分のもと、農家に環境保護の仮面をかぶらせる慣習。土壌浸食を減らすと同時に肥料コストを減らすという二兎を狙う一石二鳥の言い回しでありながら、結局は機械の負担を軽減するための言い訳でもある。耕すことへの戒めとして啓蒙活動が行われる一方、効果のほどは畑の土鳴りが物語る。口先だけのエコを叫びつつ、トラクターが軽く通る畑を見て満足する農村の社交儀式。自然の摂理と農業ビジネスの両立を標榜しながら、その落とし穴には誰も触れたがらない。