辛辞苑
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#自尊心
自尊心 - じそんしん
自尊心とは、自己という城に張った有刺鉄線に潜むトゲだ。他人の拍手に膨張し、批判の針一刺しでしぼむ。自己への賛辞を餌に生きながら、その形を保つのは鏡と他人の視線というパフォーマンスの賜物。一瞬の高揚を求めて延々と重量挙げを続ける、救われない感情のスポーツとも言える。結局、その存在証明は他者という観客によってのみ可能なのかもしれない。
自尊心 - じそんしん
自尊心とは、自分というブランドの株価を気にする心の証券取引所である。他人の評価という名の風に吹かれ、一喜一憂することを専業とする。自己肯定という名目で築き上げた城は、些細な批判であっさり崩壊する。その破片を集める作業こそが、再投資と言い張る不毛なゲームだ。
自尊心 - じそんしん
自尊心とは、自分という商品を高く見積もりたがる内なる鑑定士。だがその評価は他人の拍手と言葉に左右されやすく、まるで風見鶏のごとく揺れ動く。ときに自己肯定の鎧となり、またある時は不安の矛となって心を突き刺す。賞賛を求めながら、批判に怯える……そんな身勝手な感情の総称である。