辛辞苑
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#苦行
苦行熱 - くぎょうねつ
苦行熱とは、自らに過度の苦痛を課すことで精神的優越感を得ようとする病的熱意。修行や禁欲の名の下に、無意味な苦行を延々と繰り返し、自らを試す儀式を信奉する。本人は自己浄化を信じてやまないが、周囲にはただの自己満足に映る。苦言を呈されれば、その苦痛こそが徳の証だと反論する。結局、得られるのは同情と呆れだけである。
自発的苦行 - じはつてきくぎょう
自発的苦行とは、霊的向上のために自らを不便という名の牢獄に閉じ込める行為である。現代においては、ソーシャルメディア断ちや断食など、ファッションと化した苦痛の儀式に他ならない。高尚な動機を掲げれば掲げるほど、その苦行の滑稽さは増す。快適さを拒絶することで、究極の快感を得ようとする矛盾の極北だ。
鞭打ち修行 - べんうちしゅぎょう
鞭打ち修行とは、痛みを通じて自己の汚れを洗い流すという名目のもと行われる苦行の一種である。古今東西、心の平穏よりも自虐的プロセスを重視する奇特な信仰者たちに愛され続けてきた。ほとんどの参加者は血よりポイントを搾り出したいだけなのだが、公開すれば尊敬されるという一種のSNS映え行為でもある。痛みがついてくるほど聖性が増すという逆説的信仰に基づき、自らをムチで叩くことで精神の清浄を目指す。終わった後は満足感と共に軽度の自己嫌悪をおみやげに持ち帰るのが通例である。