辛辞苑
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#虚無主義
虚無凝視 - きょむぎょうし
虚無凝視とは、世界の空虚に目を据え、その虚無から逃れようとする愚者の最終手段である。意味や目的を放り投げ、止むことなき無為の海に身を委ねることで、自分のちっぽけさを祝福する一種の哲学的エスケープ。絶え間なく移ろう日常の逃避先として、虚空をぼんやり眺める怠惰こそが、深遠なる自己内省の名に値するとされる。虚無は慰めなのか、それとも最も孤独な暗闇なのか、その問いすらも凝視の対象である。
虚無主義 - きょむしゅぎ
虚無主義とは世間の価値を脆く解体し、その瓦礫の中で「なぜ生きるのか?」という問いを高らかに歌い上げる疑似学説である。信念と称されるものが次々に砂の城のように崩壊し、人はそのたびに無気力という救済を手に入れる。崩壊の芸術を鑑賞しつつ、足元の空洞に気づかぬのが美学である。あらゆる意味を否定しつつ、日々の無為を正当化する名人芸と言ってよい。