リモートセンシング - りもーとせんしんぐ
リモートセンシングとは、地上の様子を誰かに見せびらかすためのハイテクな覗き魔具の総称である。衛星やドローン、飛行機が一斉に地球を見下ろし、農地に施された肥料のムラから都会の密かな花壇まで余すところなく暴露する。ビッグデータ時代の象徴として讃えられる一方で、プライバシーという概念を無慈悲に踏みつける冷酷な技術でもある。天気予報や災害対策の助けになると言われながら、実際は高額なコストと専門用語の嵐で利用者の好奇心を食い潰す。要するに、我々の知らない情報を照らし出すはずが、気づけば見なくていいものまでさらしている。