辛辞苑
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#譜表
音部記号 - おんぶきごう
音部記号とは、楽譜の冒頭に居座り、音程の指標を主張する謎めいたマーク。読めなければ演奏者は楽譜迷子、読めすぎれば音域の呪縛に縛られる。まるで地図の羅針盤のように、指揮者も奏者もその示す方向に従わざるを得ない。なし崩し的に存在しながら、音楽の秩序を保つための禍々しい契約の印だ。
五線 - ごせん
五線とは、音符たちが通行許可を得るために並ぶライン。五本の平行線は、作曲家の命令で高さ順に分かれ、音の社会的ヒエラルキーを形成する。音符は無視されるか、丸で囲まれて皇帝のように祭り上げられるだけの存在。五線がなければ音楽はただの無秩序な落書きである。