辛辞苑
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#負担
給与税 - きゅうよぜい
給与税とは、働く者の疲れた手からこっそりと取り上げられ、公共という名の祭壇に捧げられる現代の通過儀礼である。雇用の対価として受け取るはずの報酬が、事前に審判を受けることで純度を失い、納税という無慈悲な儀式を経てなお減額される。税務署と勤務先が共謀し、我々の財布から小銭をかき集めるさまは、慈善とも強奪ともつかぬ摩訶不思議な共同事業だ。安定をうたう制度ほど、予測不可能な負担を忍ばせていることを鋭く示している。
責任分担 - せきにんぶんたん
責任分担とは、共同作業の名のもとに面倒な仕事を巧みに他者に回す、社会という舞台の華やかな儀式である。うまくいけば共に栄光を分かち合い、失敗すると――いやむしろ、失敗したときこそ真価を発揮する。誰もその重荷を単独で背負いたくないとき、責任分担は救世主の顔をして現れ、最後には聖杯のように回避された責任を湛える。時に、それは公平さの象徴として崇拝され、またあるときは信頼を試す罠として機能する。