辛辞苑
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#適応力
レジリエンス - れじりえんす
レジリエンスとは、隙あらば困難に捕まっては何度でも跳ね返る、社畜の究極奥義である。過酷なタスクに潰されつつも、倒れることも許されず「立ち上がるしかない」と嘯く自己矛盾の美学。問題解決と言うよりは、問題に耐え続ける長期戦のための自己演出。使えば使うほど消耗するエコロジカルフットプリントの大きさも、美徳として讃えられる不思議。現代ビジネスの名の下に、無限ループ化した働き方のマジックワードである。
適応力 - てきおうりょく
適応力とは、環境の変化にすり寄り自我の輪郭を希釈する技術である。企業の流行語として華々しく掲げられる一方、実際には新たな仕事量と無限のタスクを呼び込む魔法の合図に過ぎない。会議で「適応力が高い」と称賛された途端、あなたは新業務の実験台に名指しされる。変化に対応するたび、自尊心は二の次にされ、適合しないものはたちまち切り捨てられる。最終的に、適応した先は、どこにも帰り着かない迷宮かもしれない。
適応力 - てきおうりょく
適応力とは、変化の荒波を前にさも自らが舵を取っているかのように装う能力であり、結局は流れに身を任せた精神的サーフボードに過ぎない。それが予見を伴えば優秀と讃えられ、誰かに責任を擦り付けるための方便と化せば一流と称賛される。会社からは‘変革の旗手’と呼ばれ、個人からは自己欺瞞の極致と嘲笑される。要するに、適応力とは環境に媚びつつ、自尊心の体裁だけは失わない詭弁の芸術である。