エクレシア - えくれしあ
エクレシアとは、本来はギリシャ語で『集まる者の群れ』を意味する言葉であり、信仰という名の社交クラブが自らの正当性を裏付けるために編み出した社交儀式を包括する概念である。礼拝や祝会の場を提供しつつ、同時に外部を『異端』と呼んで排除する排他的なサークル活動としても機能する。聖歌隊のハーモニーが神聖さを装う一方で、財政難には神のご意志という名の募金要請が飛び交う。装飾過多のステンドグラスは、信者の注意を内省から遠ざけ、伝統という名の固定観念を強固にする役割を果たす。心の拠り所と称しながら、信者同士の優越感競争の舞台を提供する、皮肉なほど社会的な装置である。