辛辞苑
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#香り
アロマテラピー - あろまてらぴー
アロマテラピーとは、香りという名の空気を金で買い、心と身体のバランスを自己暗示する儀式。数滴の精油を垂らし深呼吸すれば、たちまちストレスは香りと共に蒸発するという迷信の極致である。科学的根拠は霧に紛れ、効果の大多数はプラセボという名の見えざる手に委ねられている。心身の不調を自己責任と組み合わせた新たな利権構造の象徴とも言える。
アロマテラピー - あろまてらぴー
アロマテラピーとは、数滴の精油を垂らしたお湯に身を委ねることで、人生の苦味を香りに変換しようとする現代人の儀式である。鼻から吸い込まれる癒しは瞬時に消え失せ、残るのは高価なボトルと甘い自己満足だけだ。芳香成分がストレスを溶かすとは言われるが、むしろ財布から安らぎを溶かし去るのが実情だ。結局は香りという名の希望的観測にすがりつくための投資に過ぎない。
香炉 - こうろ
香炉とは、祈りの煙を美徳の仮面に変える儀式用の陶器である。実際には、焦げた木片を焚き上げて、心の空虚を香でごまかす愚行に他ならない。信仰や瞑想の場に聖なる雰囲気を演出しつつ、裏では料理の焦げ跡を隠す便利道具としても活躍する。残るのは甘い香りと、手入れを放棄した灰の悲惨な残骸だけだ。神聖さは煙とともに宙を舞い、最終的には灰皿の埃とともに沈む儚い寓意となる。
芳香剤 - ほうこうざい
芳香剤とは、空間に化学の仮面を被せて、現実の悪臭という真実をそっと押し隠す小さな魔術師である。噴射ボタンを押すたびに、無臭への望みと人工的な香りの戯れが静かに幕を開ける。消えないゴミの匂いに勝ったと思った瞬間、新たな化学の嵐が鼻腔を支配する。自然な香りへの郷愁を巧みに操りながら、便利さと環境負荷を天秤にかける皮肉な発明品だ。使用者はその甘い罠に心地よく誘われ、第2、第3のスプレーを手放せなくなる。