説明
証明の終着点が出発点に戻ることを芸術と勘違いした論証法の一種。根拠を尋ねれば「証拠がだから正しいのだ」と答え、本質的な議論を永遠に追いかけっこへ誘う。自己言及の迷路を抜けられぬ者には、永遠の答え合わせを保証する。理性のワンループは、疑問の膨張でのみ終わりを迎える。
定義
- 証明の要所要所に『もちろん、正しいから』を配置した論理的空回りの極み。
- 『証拠は存在する、なぜなら証拠は存在すると言ったから』という自己満足の祭典。
- 出発点と終着点が鏡文字のごとく同一である論旨展開の豪華パレード。
- 反論を無意味化する究極奥義『理由は論証そのものだ』。
- 前提を根拠に、根拠を前提に据えたエンドレス・ダンス。
- 『なぜ?』『だから!』『なぜ?』『だから!』が交互に踊る論理の舞踏会。
- 問いかければ問い返す、彷徨う問答の洞窟。
- 結論を守るために、証拠を保護し続ける防御型思考。
- 自己言及の小宇宙に閉じこもる思考のオウム返し装置。
- 合理を模して、ただ自らを讃える空虚な詩。
用例
- 「それは成り立たない?」「成り立つから成り立たないことはないさ。」
- 「証拠は?」「証拠はある。なぜなら証拠は確かだからだ。」
- 「どうして正しいの?」「正しいから正しいんだよ。」
- 「君の論拠は何?」「論拠は論拠だから問題ない。」
- 「反論を認めるの?」「認めない。認めないから認めないのだ。」
- 「もっと詳しく説明して?」「説明は説明であるということで説明は完了だ。」
- 「なんで?」「なんだからなんだ。」
- 「証明を見せて?」「証明は自己証明だから外に出せない。」
- 「その根拠は?」「根拠は根拠があると言った根拠だ。」
- 「結論は?」「結論は結論と呼ばれるものだ。」
語り
- 会議室では、彼の主張が始まるや否や、まるで蛇が自らの尾を追うかのように同じ理由だけが堂々巡りした。
- 書籍の巻末で著者は、『本書は最高の本である、なぜなら本書に書かれているからだ』と断言した。
- 討論相手が答えを求めるたび、案内人のように循環論証が出口のない迷路へと案内した。
- 真理を探す旅は、自分が最初に出した答えに辿り着けば終了すると定義された。
- 議論の終盤、彼は満足げに『ここが答えの始まりであり、終わりだ』と宣言した。
- 哲学の授業で黒板に『有意義な議論は自らが正しいから有意義だ』と大きく書かれた。
- 彼女の論は、問いが止まらない問答無用のエンドレスモードに突入した。
- 会話はいつしか循環を宿し、始まりと終わりが同時に主張された。
- 批判者たちは脱出口を探したが、巡る言葉の輪が一行も許さなかった。
- その論証は永遠の自問自答を約束する贈り物だった。
関連語
別名称
- 論証の蛇
- 尾追いロジック
- 自己証明祭
- 円環マシン
- 理由リフレイン
- 問答カラクリ
- 迷路プロパガンダ
- 堂々巡り機
- ワンループ真理
- 自己讃美装置
同義語
- 問い返し術
- 永遠の理由
- 論理の輪
- 自己言及トラップ
- 根拠無限ループ
- 倒錯的論法
- 無出口問答
- 虚無証明
- 終わりなき問答
- 言葉の迷宮

Use the share button below if you liked it.
It makes me smile, when I see it.