リンボ - りんぼ

無数の魂が暗闇に漂い、宙ぶらりんで居場所を失った光景
ここは物理的空間でも精神的空間でもない――魂の一時駐機場に過ぎない。
信仰・哲学

説明

リンボとは、〈天国にも地獄にも行き場を失った魂が彷徨う仮設倉庫である。救済の約束も罰の恐怖も与えず、ひたすら停滞だけを余儀なくされる永遠の待合室。または、神々が暇潰しに生み出した運命の陥穽。誰も訪れず、誰も去らないその地は、無関心という名の最も深い罰。

定義

  • 救済も罰も与えられぬ、魂の待合室にして永遠のメールインボックス。
  • 神々の返信待ちで停滞する霊的コピー機。
  • 天国行きのパスポートを失効し、地獄行きのバスを乗り逃した者の最後の避難所。
  • 部署も責任も与えられず、ただ宙吊りにされ続ける魂のアウトソーシング先。
  • 光も闇も届かぬ、中間という名の暗黒地帯。
  • 道に迷った心に配られる、終わりなき案内図。
  • 錠も鍵も存在しない、開かれざる牢獄。
  • 宗教的課金システムにおける、未決課金中の待機画面。
  • 天と地の間に開かれた、意味不明なバリア。
  • 希望も絶望も消費し尽くした、魂の燃え殻置き場。

用例

  • 「彼の魂がリンボにいる?ああ、神の業務権限が忙しくて保留になってるだけさ。」
  • 「彼女、死んだのにまだリンボって。無料トライアル中なのかしら?」
  • 「地獄嫌い?じゃあリンボで永遠に宙ぶらりんね!」
  • 「あの宗教団体、リンボからの脱出プログラムを売ってるらしいよ。」
  • 「試験の結果?ああ、今評価がリンボ状態で放置されてる。」
  • 「天国行きのビザが切れたんだって。リンボで延長申請中らしいよ。」
  • 「新人ちゃん、プロジェクトが停滞したらリンボ行きって知ってる?」
  • 「昇進ですか?申請は通りましたが、リンボで待機中です。」
  • 「あの映画、リンボの描写がやたらリアルで怖かった。」
  • 「彼の言い訳?すべて神格部のリンボ行きだそうです。」

語り

  • 霊魂がリンボに送られると、天使の手続きを待つ間、果てしない書類の山に埋もれてしまう。
  • 古の伝承では、そこは祝福も呪いも及ばぬ場所とされ、ときに忘れられた者たちの集会場となる。
  • 司祭が『救いは近い』と言えば言うほど、リンボの入口は遠ざかる皮肉。
  • 死者の名簿にチェックが入るまで、魂は無音の空間で永遠を数えることになる。
  • 誰も引き取り手がいない魂は、法外な『通過料』を要求され、挙句にまた待たされる。
  • 天と地の間を漂う音は、神々の無関心が奏でる哀しきアリア。
  • リンボは遺棄された信仰と放棄された希望の廃虚である。
  • この世の苦悩を脱したはずの魂が、また別の苦悩に閉じ込められる喜劇。
  • 終わりなき保留は、絶望と忍耐の最終試験である。
  • 帰る家をなくした魂が、ただ漂うさまは観光名所のように語られる。

関連語

別名称

  • 魂の保留庫
  • 神待ち倉庫
  • 無限待機室
  • 霊的アウトソーシング
  • 宙吊り置き場
  • 未送信フォルダ
  • 返答待ちボックス
  • 永遠のエレベーター
  • 救済トラフィック渋滞
  • 漂流ラウンジ
  • 神裁判前室
  • 果報待ちステーション
  • 茶番の幕間
  • 究極のフリーパス
  • 終末の待合室

同義語

  • 宙ぶらりんスフィア
  • 天国未満地獄未満
  • 救済停滞帯
  • 信仰のバッファ
  • 霊魂トラフィック
  • 安息拒否区
  • 神の留置場
  • 無意味ゾーン
  • 永遠の保留
  • 魂の浮き輪
  • 幻想エリア
  • 脱出不能空間
  • 時間外クルー
  • 天使の裏口
  • 脱神境界